『Think Simple』
ジョブスと12年間仕事をしていた
クリエイティブディレクターのケン・シーガル氏の著書。
<読書設定テーマ>
appleのようなマーケティングをするために
心にとめておく3つのことは?
<解>
1.【「プロセス」よりも「アイデア」を〝常に最優先”させる】
2.【「充分によい」では不充分。妥協する余地はまったくない】
3.【考えることは大きく、それ以外は小さく】
<以下私見>
どうしても「プロセス」を大切にしていくことなりがち。
あの人が言うから…しょうがいないなぁ。聞いていたからなぁなどという
同情や私情、組織論をはさまずに、良いと思っていることは貫く。
そして
残酷なまでに正直に、率直なコミュニケーションをする。
これはわかっていてもなかなかできるものじゃない。
言うのは簡単。やるのは物凄く難しい。
ジョブスは、叱咤や怒りなども会議のたびに「初期化」していた。
いつでも物事はその真価に基づいて扱われる。
昨日はマヌケというラベルを貼られても
今日もマヌケであるということを意味しない。
人を見る際も、今出せるアウトプット(アイデア)よりも
その人の過去やそのときの場を見てしまいがち。
物事を正視し、きちんと判断できる目を持たないといけない。
すぐにミスを認めて、イノベーションのほかの面をどんどん進める。
体(テイ)を気にせず、あくまで「アイデアを常に最優先」。
アイデアを実現させるためには、他は削除。
すぐ大きくなりがち、なりがちの大企業病を防ぐ。
テストをしない。
動くのをやめない。スピードある組織へ。
これもなかなかできない。
意思決定者は全プロセスにかかわる。
どうしても報告ベースでジャッジしがちではないでしょうか。
最後に【simple】の捉え方を備忘録的に記しておく。
「シンプルさは目標ではなく、目標を達成へと導いてくれる光」
- 作者: ケン・シーガル,林信行,高橋則明
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/05/23
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