【読書録】ドラッカーと論語 (著:安冨 歩)
2019年末、マーケティングの師の一人である
原尻 淳一さんと4年ぶりに再会。
そこで教えていただいた印象に残っていた事。
これ。
マネジメントやマーケティングでは
「顧客の創造」に注目されてきているのは感じていたが
見落としていた。「フィードバック」
本当に大事。
トヨタでは新車を出すための会議より
販売中止・廃版にした後の会議が長いと聞く。
なぜダメだったのか、どうしたら良かったのか
きちんとフィードバックしないと
下手な鉄砲、数打っても当たらん。
一致している考え方や内容を紹介している良書。
成功も過ちもすべてひっくるめて自分の身の回りに起きた出来事すべてを成長の機会だととらえることだ。
過ちに気づいたら、改めることに躊躇してはならない。 過ちを犯しながら、改めないのが、過ちである。小人は過ちを犯すと、必ず、取り繕う。
①真剣に自分を知る努力をする。 ②他人のことを理解することができるようになる。 ③その結果、自分を他人に理解してもらうことができる。
「他人が自分をわかってくれない」なんてどうでもいいことだ。「自分をわかろうとしない」ことが問題なのだ。
イノベーションとは、自らの内面、すなわち、ものの見方だとか認識だとか考え方だとか生き方などを改めること
他人の行いを知ることで、人は自分自身の「学習」が可能となる。ここで意味があるのは、内部に蓄えられている何かではなく、外部との相互作用のなかで発展する自己である。これこそが「知識」の本質なのである。
いかなる素質であっても、学ぶ、ということがなければ、欠陥になってしまうのである。
己を知る。他を知る。学ぶ。フィードバックを行う。
この循環。
情報とはデータに関連性と目的とを与えたもの
知る・学ぶ際にただのデータ取集とならずに
きちんと目的を設定し、関連させながら昇華させ
自分の中の「知」「情報」としていくことを忘れずに。
久しぶりの備忘録として。